2013年 後半に登場した、フォード初で世界初のR5仕様マシン
「フィエスタ R5」
Mスポーツが開発した、排気量 1.6L 直噴ターボエンジンを搭載し、パワーは290ps。トルクは400Nmとハイパワー。
サスペンションはわーるどラリーカー譲りのレイガー製ダンパーを装備する。
空力はR5規定により控え目。
車重はワールドラリーカーより30kg重く、1,230kg(R5規定 最低重量)
以上の様にワールドラリーカーより若干戦闘力は劣るものの、
プライベーター用ラリーマシンとしては極めて高い性能を持つ。
- 2013年シーズン -
WRC-2に後半戦 フィンランドから登場し、いきなり優勝する。
その後、コンスタントに2位、3位に入り最終戦 ウェールズでは1-2-3フィニッシュを達成し、表彰台を独占する。
後半戦からの参戦であったため、年間ランキングは振るわなかったが、高い戦闘力を示す。
- 2014年シーズン -
前年の活躍からか、ユーザーが爆発的に増加する。
年間 7勝、2位 10回、3位 8回。
1-2-3フィニッシュが2回。1-2フィニッシュが4回と圧倒的な戦闘力を発揮する。
ドライバーズランキングは2位。チームランキングはフィエスタを使うDMACKチームが1位となる。
ERC(ヨーロッパラリー選手権)にも参戦を開始するが優勝は1回のみに終わり、
年間ランキングは4位となる。
- 2015年シーズン -
シュコダ、プジョー、シトロエンといった主要メーカーのR5が勢揃いし、激しい戦いとなる。
特にワークス格で参戦しているシュコダに苦戦し、フィエスタは年間 1勝に留まる。
しかし、優勝したラリーを除き表彰台に5回登り、
年間チームランキングはDMACKが3位となり、戦闘力は未だに一線級である事を示す。
ERCもWRC-2同様、主要メーカーが勢揃いとなる。
優勝 4回、2位 3回、3位 3回と活躍する。
その中で、Kajetan Kajetanowiczが3勝、2位 3回、3位 1回と安定して好成績を収め、
年間タイトルを獲得する。