カテゴリー「-- ラリーカー --- グループA」の13件の記事

2016/08/10

★ スバル レガシィ RS Gr.A

1990年に登場し、スバルのWRC本格参戦用マシン
新開発のハイパワー水平対向ターボエンジン「EJ20」を搭載し、

Legacy

パワーは300ps。トルクは40kg-mと一線級の戦闘力を持つ。
しかし、ボディは全長が4,510mmとかなり大柄。
車重もライバルに比べ100kg近く重く、ハンドリングや加速性能に難のあるマシンとなる。
参戦初年度はメカトラブルが頻発。
完走率は30%程度となり、最上位は4位。
1991年。
完走率は60%程度まで向上するが、戦闘力不足は否めず、
去年と同様、最上位は4位。
1992年。
ドライバーラインナップを一新し、アリ・バタネン、コリン・マクレーのコンビになる。
しかし、完走率は50%程度と、なかなか信頼性が向上しない。
それでも、最終戦のRACラリーにおいて2位 表彰台を獲得し、
少しづつだが戦闘力の向上を成し遂げる。
1993年。
信頼性は相変わらずで完走率は60%程度。
しかし、戦闘力は確実に向上し、
スウェーデンでコリン・マクレーが3位。
ニュージーランドでコリン・マクレーが遂に優勝。
オーストラリアではアリ・バタネンが2位に入る等、優勝争いを展開出来る様になる。
その後、1993年 終盤戦より後継マシンである「インプレッサ 555 Gr.A」にその座を譲る。

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2016/07/27

★ ミツビシ ギャラン VR-4 Gr.A

三菱が1988年投入した4WD + 2.0L ターボエンジンを搭載したマシン

Garant_vr4_3

三菱がWRCへの本格参戦を狙って開発されたマシンであり、
参戦2年目の1989年に、2回の優勝を勝ち取る。
1991年は優勝2回。2位が3回と活躍し、三菱は年間総合3位となる。
1992年になると、ワークスは次期マシンである「ランサー エヴォリューション」の開発に注力し、活躍は出来なかったが、
篠塚 建次郎がコート・ジボアールで優勝を果たす。
戦闘力は高かったものの最後まで全戦参戦は行わず、
1993年より後継の「ランサー エヴォリューション」にその座を譲る。

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2016/06/19

★ ランチア デルタ HF インテグラーレ Gr.A

WRCのトップカテゴリがグループAになった1987年。

Deltahf1

ランチアはそれ以降のラリーカーのデファクトスタンダードとなった
2.0Lターボエンジンと4WDを装備する、
を投入する。
コンパクトボディにハイパワーなターボエンジンを搭載し、信頼性も高くWRCを席巻する。
年間8勝を上げて、ドライバーズ、マニファクチャラータイトルのどちらも獲得し、
デルタ最強伝説が始まる。
翌1988年。
ワイドボディー化とエンジンパワーの向上を行い、

Deltahf3

に進化する。
「デルタ HF 4WD」で2勝。「デルタ HF インテグラーレ」で8勝を上げ、
ランチアはドライバーズ、マニファクチャラータイトルを連覇する。
翌1989年。
エンジンを16バルブ化し、更なるパワーアップを果たし、
軽量化も施された
へ進化する。
「デルタ HF インテグラーレ」で5勝。「デルタ HF インテグラーレ 16v」で1勝を上げ、
ランチアはドライバーズ、マニファクチャラータイトルを3連覇する。
翌1990年から1991年は、そのまま「デルタ HF インテグラーレ 16v」を使用。
1990年は5勝を上げるものの、トヨタにドライバーズタイトルを奪われる。
しかし、マニファクチャラータイトルは死守し、4連覇。
1991年は5勝を上げ、再度ドライバー、マニファクチャラータイトルを獲得する。
1992年にデルタは最終モデルとなる、

Deltahf2

を投入。
更なるワイドボディー化とエンジンのパワーアップにより、
デルタは高い戦闘力を発揮する。
年間8勝を上げ、マニファクチャラータイトルの6連覇を達成し、ランチアはこの年限りでワークス撤退。
(ドライバーズタイトルはトヨタが獲得。)
翌1993年はプライベータでの参戦であり、1992年の活躍からすると上位進出も問題無い。
と、思われたが戦闘力はライバルの進化により、相対的にダウン。
未勝利に終わる。

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2016/06/18

★ フォード シエラ RS コスワース 4x4 Gr.A

1990年に投入されたフォードの4WD 2.0Lターボエンジンマシン

Sierra4x41

大柄な車体であったシエラはコンパクトな車体であった、
ランチア、トヨタに苦戦。
上位入賞は果たすも、優勝には手が届かず。
1993年には後継の「エスコート RS コスワース」に役目を譲る。

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2016/06/16

★ トヨタ セリカ GT-Four ST-205 Gr.A

1994年に登場したトヨタのグループA マシン

Cerica_st205

チャンピオンマシンとなった「セリカ GT-Four ST-185 Gr.A」の後を継ぎ、
タイトルを死守すべく投入される。
しかし、大柄な車体によるコントロールの難しさや、
新機軸のスーパーストラット サスペンションのトラブル頻発等で、
スバル、ミツビシの遅れを取ってしまう。

1995年に1勝するものの、焦りかプレッシャーなのか、チームは禁じ手を行じてしまう。
吸気制限装置であるリストリクターを細工し、外観からみただけでは判らない様に吸入空気のバイパス回路を付加する。
当然ながら、ラリー後にレギュレーション違反が発覚する。

トヨタはシーズンの全ポイント剥奪と1年の出場停止処分を受け、
あっけなくWRCから撤退してしまう。
小型でハイパワーが主流と言えた時代に逆行する様なマシンであったが、
エンジン等は「カローラ WRC」に引き継がれる。

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2016/06/14

★ミツビシ ランサー エヴォリューション Gr.A

ミツビシが1993年よりWRCに投入しているラリーカー
年を重ねる毎に改良モデルが投入される。
・エヴォリューション I (1993年)
大衆車であるランサーのエンジンを「ギャラン VR-4 Gr.A」譲りの4G63に換装。
前置きインタークーラーや大型リアウィングを装備し、
エンジンパワーは300psに迫り、上位に食い込むものの、
優勝は叶わなかった。

・エヴォリューションII (1994年)
「I」のエンジン以外の強化版。
トランスミッション、サスペンションの強化を行う。
念願の総合優勝を達成する。

・エヴォリューションIII (1995年、1996年)

Lanevo3

フロントバンパーの改良およびリアウィングの大型化。
シーケンシャルトランスミッションを投入。
1996年に6勝を上げ、遂にトミ・マキネンがドライバーズタイトルを獲得。

・エヴォリューションIV (1997年、1998年 前半)
市販車のモデルチェンジに合わせて、全面改良。
エンジンの改良により、トルクが増大。
アクティブデフの投入により、WRカーに引けを取らない戦闘力を発揮する。
1997年に4勝を上げ、ドライバーズタイトルを獲得。

・エヴォリューションV (1998年)
更なるエンジントルクの向上。
フロントバンパーの変更による冷却性能の向上とダウンフォースの向上。
リアウィングの大型化。
ワイドボディー化を実施。
年間7勝を上げ、ドライバーズタイトルの防衛はもちろん、
遂にマニファクチャラー タイトルを獲得。
WRC制覇を達成する。

・エヴォリューションVI (1999年から2001年)

Lan

改良はバンパーとリアウィングの形状変更に留まる。
1999年は4勝を上げ、マキネンがドライバーズタイトルの4連覇を達成。
マニファゥチャラータイトルはトヨタに敗れ、防衛失敗となる。
2000年はWRカーと性能差が浮き彫りになり、1勝に留まる。
2001年に特例としてグループAの改造範囲を超える

「エヴォリューションVI+」を投入。
3勝を上げるものの、WRカーの性能進化に着いていく事が出来ず、
後継の「ランサー エヴォリューション WRC」にバトンタッチする。

Lanevo6_2

最後まで市販車ベースのグループAにこだわり、
最強ので最後のグループA ワークスマシンとなった。

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2016/06/13

★トヨタ セリカ GT-Four ST-185 Gr.A

1992年に投入されたトヨタのラリーカー

St185

先代の「ST-165 セリカ GT-Four」の弱点を克服し、
打倒ランチアを目指したマシンだ。
しかし、ランチアのワークス参戦時代にはマニファクチャラータイトルを
獲得する事は叶わず。
1992年から1994年までドライバーズタイトルを3連覇し、
ランチア・撤退後の1993年、1994年はマニファクチャラータイトルを2連覇し、
トヨタのWRC完全制覇を成し遂げる。

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2016/06/10

★マツダ 323 4WD (ファミリア GT-X) Gr.A

1986年にマツダが投入した4WD ターボマシン

323_4wd_2

グループBの頓挫により、急遽トップカテゴリとなったグループA
その中で、数少ない4WD + ターボマシンとして優勝戦線に躍り出る。

1987年のスウェディッシュで優勝を果たすが、その後はメカトラブルが頻発し、下位に沈む。

1988年は優勝できず、RACラリーでの2位が最上位。

1989年はライバル勢の参戦しない、スウェーデンとニュージーランドで優勝。
ライバル勢も参戦するラリーではフィンランドでの2位が最上となる。

結局、ランチアが投入した2.0Lターボエンジンを搭載する
デルタ HF 4WD Gr.A」および、トヨタの「セリカ GT-Four ST-165 Gr.A」に苦戦したままであった。
ハンドリングは抜群な323であったが、非力な1.6Lターボを搭載していたため、
総合的な戦闘力でデルタに敗れる。

1990年には戦闘力の向上を狙って1.8Lターボエンジンを搭載するが、
ランチア、トヨタの他にミツビシ「ギャラン VR-4 Gr.A」も加わり、
最上位は4位と苦戦が続く。
結局、戦闘力不足は解消せずマツダの経営難により、WRCから撤退してしまう。

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2016/06/01

★スバル インプレッサ 555 Gr.A

1993年に「レガシィ RS」の後を継ぎ、タイトル獲得を目指して投入されたImpreza555
インプレッサ 555 Gr.A


大柄であったレガシィのコンポーネントを小型で軽量なインプレッサに移植し、参戦当初から高い戦闘力を発揮。


ステート・エクスプレス555 煙草のスポンサードにより、
資金も豊富になる。

1993年のフィンランドでデビューし、いきなり2位に入る。

1994年になるとカルロス・サインツが加入し、開発は一気に進み、
シーズン後半になるにつれ成績が向上していく。
優勝 4回、2位 3回、3位 2回と活躍し、ドライバーズタイトル、マニファクチャーラーズタイトルは、共に年間2位と躍進する。

1995年になると、トヨタ、フォード、ミツビシを圧倒し、年間5勝。
2位 3回、3位 3回と活躍し、表彰台独占も2回達成する。
ドライバーズタイトルをコリン・マクレーが獲得し、
マニファクチャーラーズタイトルをスバルとして初めて獲得する。


1996年になると、スバル、ミツビシ、フォードの戦闘力が拮抗し、
三つ巴の戦いになる。
スバルは年間3勝を上げるが、ミツビシはその上を行く5勝を獲得し、
ドライバーズタイトルの防衛は叶わず。
マニファクチャーラーズタイトルはセカンドドライバーの活躍および参戦台数の差により、防衛に成功する。


1997年よりワールドラリーカー規定が始まるため、インプレッサは
インプレッサ ワールドラリーカー '1997」へ進化する。

スバルの実力と、水平対向エンジンのメリットを世界に知らしめたマシンである。


その他、
イタリア国内選手権で1997年に年間タイトルを獲得。
ヨーロッパラリー選手権(ERC)で1997年、1998年に年間タイトルを獲得。
アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)で1994年、1996年に年間タイトルを獲得。

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2016/05/27

★トヨタ セリカ GT-Four ST165 Gr.A

トヨタがトップカテゴリとなったグループAへの参戦用として開発したマシンCelicast165
セリカ GT-Four ST165 Gr.A
1988年に登場。

グループBの中止およびその後に実施される予定であった、
グループSの頓挫により、急遽 トップカテゴリとなったグループA。
市販車ベースのグループAに対し、当時のトヨタは満足に戦える車種が無く、
一時期は大柄なボディを持ち、FR駆動方式のMA70 スープラ 3.0Lで参戦を行う状態であった。


しかし、トヨタはWRCタイトル獲得を目指してヤマハが新開発した2.0Lターボエンジンである「3S-GTE」を搭載しフルタイム4WD駆動方式を備えるセリカを開発。

参戦初年度なる1988年はほぼメカトラブルでリタイアするが、RACラリーにて3位表彰台を獲得する。

1989年もトラブルに悩まされるが、エンジンを改良し、パワーとトルクが増大し、戦闘力も大幅に向上する。
また、開発能力の高いカルロス・サインツの加入により、後半戦になるにつれ信頼性も向上していく。
オーストラリアで優勝し、その他のラリーでも優勝争いを展開し、
マニファクチャーラーズタイトルで年間2位に躍進する。

1990年になると年間 5勝を上げ、2位 4回、3位 2回と活躍し、
遂にドライバーズタイトルを獲得する。
マニファクチャーラーズタイトルは前年と同じくランチアに敗れ2位に終わる。

1991年は前年を上回る年間 6勝を上げるが、
ドライバーズタイトル、マニファクチャーラーズタイトル共に、僅差でランチアに敗れ2位に終わる。

1992年より後継の「セリカ GT-Four RC ST-185 Gr.A」にその座を譲る。


その他、
イギリス国内選手権の年間タイトルを1989年、1990年と2連覇。
アジア・パシフィックラリー選手権の年間タイトルを1990年に獲得。

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