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2016/08/03

★ シトロエン C4 WRC

2007年にシトロエンが投入した「クサラ WRC」の後継マシン

C4200701

C4 WRC
2004年よりドライバーズタイトルを連覇し続けているシトロエンにとって、
新型車での失敗は許されなかった。
開発は2004年頃から始まり、参戦を休止した2006年に徹底的なテストを実施する。
エンジンは「クサラ WRC」と同じ物だが、改良によりパワーとトルクが向上。
ボディはやや大柄になり、全量、ホイールベースが伸び、全幅は1,800mmまで拡大される。
デビューイヤーの2007年。
開幕戦でいきなり優勝し、年間8勝を上げ、ドライバーズタイトルを獲得。
メカトラブルもほとんど無く、新型車とは思えない安定性を発揮。


2008年。
エースのセバスチャン・ローブが年間11勝を上げ、
もはや敵無し状態となる。
ドライバーズタイトルとマニファクチャラータイトルのダブルタイトルを獲得する。
2009年。
フォードのミッコ・ヒルボネンとの優勝争いが激化。
それでも、年間7勝を上げ1ポイント差ながらドライバーズタイトルを死守。
マニファクチャラータイトルも連覇する。

C4wrc1


2010年。
ワークスのローブが年間8勝。
ジュニアチームの新鋭セバスチャン・オジエが2勝。
表彰台をC4のドライバーが独占した回数が6回と、圧倒的な強さを見せ、
2位以下に大差を付けて、
ドライバーズタイトル、マニファクチャラータイトルを連覇する。


2011年より、ワールドラリーカーが新規定に変わるため、
C4の活躍は2010年までとなり、2011年より「DS3 WRC」にその座を譲る。


エンジン排気量が2.0L時代のワールドラリーカーとして最強のマシンであった。
 

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