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2016/07/31

★ ミツビシ ランサー ワールドラリーカー

1年間の参戦休止を経て、2004年に再びWRCに戻ってきた三菱。

Lancer042

そして、装いも新たに生まれ変わったラリーカー
を投入する。
チーム体制、開発体制を一新し、これまでの日本主体からチーム主体へと切り替わる。
エンジンは「ランサー エヴォリューション WRC」のものを流用したため、
十分なパワーとトルクを持っていた。
また、リアスポイラーはボディの後端では無く、後輪の直上に設置され、
リアのダウンフォースが効率良く後輪に掛かる様になっている。
しかし、体制変更とマシン開発を1年で全て行うのには無理があったのか、
アクティブデフは未搭載でテストも不十分な状態で参戦を開始する。
案の定、完走も間々ならないほどメカトラブルが頻発し、
マニファクチャラーポイントはダントツの最下位。
終盤の参戦を休止し、開発に注力する事になる。

Lancerwrc051


2005年になり、ワイドボディ化、セミAT、アクティブデフ、新型サスペンションを搭載した、
に進化する。
メカトラブルは多少ながら発生していたが、
戦闘力は向上し、入賞圏内。さらには表彰台を獲得する等、
着実な進化を果たす。

しかし、2005年の最終戦後に三菱はWRCからの撤退を突如発表し、
ランサーの開発はストップ。
それでも2007年頃まで、プライベーターに使用され、入賞および3位 表彰台を獲得する等、活躍する。

開発が続けられていたら優勝も可能だったと思われるマシンであった。
 

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