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2016/06/14

★ミツビシ ランサー エヴォリューション Gr.A

ミツビシが1993年よりWRCに投入しているラリーカー
年を重ねる毎に改良モデルが投入される。
・エヴォリューション I (1993年)
大衆車であるランサーのエンジンを「ギャラン VR-4 Gr.A」譲りの4G63に換装。
前置きインタークーラーや大型リアウィングを装備し、
エンジンパワーは300psに迫り、上位に食い込むものの、
優勝は叶わなかった。

・エヴォリューションII (1994年)
「I」のエンジン以外の強化版。
トランスミッション、サスペンションの強化を行う。
念願の総合優勝を達成する。

・エヴォリューションIII (1995年、1996年)

Lanevo3

フロントバンパーの改良およびリアウィングの大型化。
シーケンシャルトランスミッションを投入。
1996年に6勝を上げ、遂にトミ・マキネンがドライバーズタイトルを獲得。

・エヴォリューションIV (1997年、1998年 前半)
市販車のモデルチェンジに合わせて、全面改良。
エンジンの改良により、トルクが増大。
アクティブデフの投入により、WRカーに引けを取らない戦闘力を発揮する。
1997年に4勝を上げ、ドライバーズタイトルを獲得。

・エヴォリューションV (1998年)
更なるエンジントルクの向上。
フロントバンパーの変更による冷却性能の向上とダウンフォースの向上。
リアウィングの大型化。
ワイドボディー化を実施。
年間7勝を上げ、ドライバーズタイトルの防衛はもちろん、
遂にマニファクチャラー タイトルを獲得。
WRC制覇を達成する。

・エヴォリューションVI (1999年から2001年)

Lan

改良はバンパーとリアウィングの形状変更に留まる。
1999年は4勝を上げ、マキネンがドライバーズタイトルの4連覇を達成。
マニファゥチャラータイトルはトヨタに敗れ、防衛失敗となる。
2000年はWRカーと性能差が浮き彫りになり、1勝に留まる。
2001年に特例としてグループAの改造範囲を超える

「エヴォリューションVI+」を投入。
3勝を上げるものの、WRカーの性能進化に着いていく事が出来ず、
後継の「ランサー エヴォリューション WRC」にバトンタッチする。

Lanevo6_2

最後まで市販車ベースのグループAにこだわり、
最強ので最後のグループA ワークスマシンとなった。
 

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